概要
セットアッパーは 7 回や 8 回を担当し、リードを保ったままクローザーへ継投する中継ぎ投手である。2005 年に阪神タイガースのジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之による「JFK」が圧倒的な継投でリーグ優勝に貢献し、NPB 全体でセットアッパーの戦略的価値が再認識された。評価指標としてはホールドが用いられ、2005 年に公式記録として採用された。シーズンのホールド数の NPB 記録は 2021 年に清水昇 (ヤクルト) が記録した 50 で、2010 年に浅尾拓也 (中日) が残した 47 を 11 年ぶりに更新した。近年は 1 イニング限定で全力投球する「パワーリリーバー」型が主流となり、150km/h 超の速球と鋭い変化球を武器にする投手が増えている。勝ちパターンの確立はチームの勝率に直結するため、各球団ともセットアッパーの確保をドラフトや FA の重点課題としている。