概要
野球殿堂 (正式名称: 野球殿堂博物館) は、日本の野球界に顕著な貢献をした人物を顕彰する制度であり、東京ドーム内に設置された博物館に殿堂入りした人物の肖像レリーフが掲額される。1959 年に創設され、日本野球界の最高の栄誉として位置づけられている。殿堂入りには「競技者表彰」と「特別表彰」の二つの部門がある。競技者表彰は引退後 5 年以上経過した元選手が対象であり、野球報道関係者の投票によって選出される。得票率 75% 以上が殿堂入りの条件であり、この高いハードルが殿堂の権威を保っている。特別表彰はアマチュア野球の指導者や野球の発展に貢献した人物が対象である。殿堂入りした選手の顔ぶれは、日本プロ野球の歴史そのものである。王貞治、長嶋茂雄、野村克也、金田正一、稲尾和久など、球史に名を刻んだ名選手が名を連ねる。殿堂入りの選考過程は毎年注目を集め、候補者の功績をめぐる議論はファンの間でも活発に行われる。近年は選考基準の透明性や、セイバーメトリクス的な視点の導入を求める声もあり、殿堂の選考方法は進化を続けている。