試合種別ごとの延長規定 (2026 年時点)
| 試合 | 延長 | 決着しない場合 |
|---|---|---|
| セ・パ公式戦 (交流戦含む) | 12 回まで | 引き分け (再試合なし) |
| クライマックスシリーズ | 12 回まで | 引き分け。勝ち抜けが確定する場面では 12 回途中でもコールドで終了する規定あり |
| 日本シリーズ (第 1〜7 戦) | 12 回まで | 引き分け (両チーム 4 勝に達しなければ第 8 戦へ) |
| 日本シリーズ (第 8 戦以降) | 無制限 | 決着がつくまで続行 |
クライマックスシリーズでは引き分けを除いた勝数が並んだ場合はリーグ上位の球団が勝者となるため、引き分けは実質的に上位球団に有利に働きます。順位決定への影響は「引き分けという世界的にも珍しい制度」の記事で分析しています。
延長ルールの変遷 (2011 年以降)
| 期間 | 延長 | 背景 |
|---|---|---|
| 2011〜2012 年 | 12 回まで + 試合開始から 3 時間 30 分を過ぎて新しい延長回に入らない | 東日本大震災に伴う節電の特別ルール |
| 2013〜2019 年 | 12 回まで (時間無制限) | 3 時間 30 分ルールを撤廃 |
| 2020 年 | 10 回まで | 新型コロナ特例 |
| 2021 年 | 延長なし (9 回打ち切り) | 新型コロナ特例 |
| 2022 年〜 | 12 回まで (時間無制限) | 3 年ぶりに通常規定へ復帰 |
それ以前にも、無制限延長の時代や時間制限・15 回制の時代など延長規定はたびたび変わってきました。制度史の全体像は「引き分け制度の変遷」で解説しています。
タイブレークは導入されていない
2026 年 7 月時点で、NPB のセ・パ公式戦に走者を置いた状態から延長回を始めるタイブレーク制は導入されていません (2026 年度の野球規則改正にも延長関連の変更はありません)。WBC などの国際大会では採用されており、NPB でも導入の是非がたびたび議論されています。延長で決着しなかった試合の記録は「歴代最長の延長戦」も参照してください。
よくある質問
セ・リーグの延長は何回までですか?
12 回までです。パ・リーグも同じで、12 回終了時に同点なら引き分けになります (2026 年シーズン)。
プロ野球にタイブレークはありますか?
ありません (2026 年 7 月時点)。延長 12 回を通常の形で戦い、決着しなければ引き分けです。タイブレークは WBC などの国際大会で採用されています。
日本シリーズの延長は何回までですか?
第 7 戦までは 12 回まで (同点なら引き分け) で、第 8 戦以降は回数無制限で決着がつくまで行われます (2025 年開催要項)。
引き分けは順位にどう影響しますか?
NPB の順位は勝率 (勝利数 ÷ 勝利数と敗戦数の合計) で決まり、引き分けは勝率の計算から除外されます。引き分けが多いチームは分母が小さくなるぶん、勝率が動きやすくなります。