リプレイ検証 (ビデオ判定)

概要

リプレイ検証 (ビデオ判定) は、審判の判定に疑義がある場合に映像を確認して正確な裁定を下す制度である。NPB では 2010 年に本塁打の判定 (フェア・ファウル、スタンドインの有無) を対象として導入された。その後、対象プレーは段階的に拡大され、現在は本塁でのクロスプレー、外野フェンス際の捕球判定なども検証対象に含まれる。リクエスト制度 (監督がリプレイ検証を要求できる仕組み) は 2018 年に導入され、各チーム 1 試合あたり 2 回まで (9 回以降は審判団の判断で実施) リクエストが可能である。リプレイ検証は判定精度の向上に大きく貢献した一方、検証に要する時間 (平均 2〜3 分) が試合のテンポを損なうという批判もある。また、ストライク・ボールの判定はリプレイ検証の対象外であり、この領域への拡大については賛否が分かれている。技術的にはトラッキングシステムによる自動判定が可能な段階に達しているが、「人間が裁く」という野球の伝統との折り合いが課題となっている。

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