概要
トレードは球団間で選手の所属を交換する取引であり、金銭トレード (選手と金銭の交換) や複数選手の交換など形態は多様である。NPB では MLB と比較してトレードの件数が極めて少なく、シーズン中のトレードは年間数件にとどまることが多い。背景には選手の移籍への抵抗感、球団間の交渉文化の未成熟、戦力均衡への意識の低さがある。小林繁と江川卓のトレードは、江川がドラフト会議の前日に読売ジャイアンツと契約した 1978 年 11 月 21 日の「空白の一日」に端を発し、翌 1979 年 1 月に成立した。NPB 史上最も有名なトレードであり、社会問題にまで発展した。トレード期限 (7 月 31 日) は長く運用されてきた枠で、シーズン終盤の戦力移動を制限するためのものである。選手の移籍を活発にする狙いで 2022 年に始まったのが現役ドラフトであり、対象は戦力外通告を受けた選手ではなく、出場機会の少ない支配下選手 (育成選手は除く) である。