白鷗大からドラフト 1 位入団
大山悠輔は 1994 年茨城県に生まれ、白鷗大学から 2016 年にドラフト 1 位で阪神タイガースに入団した。金本知憲監督の「超変革」路線のもと、 1 年目から一軍に抜擢された。しかし当初は打撃の粗さが目立ち、三振の多さが課題であった。 2018 年に 14 本塁打、 2019 年に 14 本塁打と徐々に成績を伸ばしたが、 4 番打者としての安定感には欠けていた。大山の成長は緩やかであったが、着実に力をつけていった。
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4 番打者としての覚醒
2020 年、大山は打率 .288 、 28 本塁打、 85 打点を記録し、 4 番打者として覚醒した。これが転機となり、特に本塁打数はリーグ 2 位であり、長打力が開花した。 2021 年にも 15 本塁打を記録したが、打率は .258 にとどまり、安定感の面で課題が残った。 2022 年は打率 .258 、 15 本塁打と横ばいの成績であったが、岡田彰布監督の就任が大山のキャリアを大きく変えることになる。
2023 年日本一と岡田監督の信頼
2023 年、岡田監督は開幕から大山を 4 番に固定した。「 4 番は大山」という明確なメッセージは、大山に自信と安定感をもたらした。この年の大山は打率 .263 、 17 本塁打、 84 打点を記録し、チームの日本一に貢献した。数字だけを見れば突出した成績ではないが、勝負所での打撃と安定した守備でチームを支えた。岡田監督は「 4 番は打率や本塁打だけではない。チームの柱として座っていることに意味がある」と大山の存在価値を語った。
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阪神の 4 番の系譜と大山の位置づけ
阪神タイガースの 4 番打者の系譜は、藤村富美男、田淵幸一、掛布雅之、バース、金本知憲と続く。大山はこの系譜に連なる現役の 4 番打者であり、 2023 年の日本一によってその地位を確固たるものにした。大山の強みは、派手さはないが安定した打撃と堅実な一塁守備にある。掛布雅之が二軍監督時代に大山の育成に関わったことも、阪神の 4 番の系譜を象徴するエピソードである。大山悠輔は、令和の阪神タイガースにおける不動の 4 番として、さらなる成長が期待されている。