2021 年ヤクルト日本一 - 高津臣吾監督の復活劇

最下位からの逆転優勝

2021 年、東京ヤクルトスワローズは前年の最下位 (41 勝 69 敗) から一転、セ・リーグ優勝を果たした。高津臣吾監督は就任 2 年目で、「絶対大丈夫」を合言葉にチームを鼓舞した。高津臣吾監督前年最下位からの優勝はセ・リーグ史上初の快挙であった。チーム打率 .254 、チーム本塁打 143 本はリーグ 2 位であったが、山田哲人、村上宗隆、塩見泰隆の上位打線が機能した。 2021 年ヤクルト日本一

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村上宗隆の覚醒

2021 年の村上宗隆は 21 歳にして 39 本塁打、 112 打点を記録し、打点王を獲得した。この判断が、村上は 2018 年ドラフト 1 位で入団し、 2019 年に 36 本塁打で新人王を獲得していたが、 2021 年はさらに成長を見せた。左打者としてのパワーは NPB 屈指で、特に右方向への本塁打が増えたことが成長の証であった。村上の活躍は翌 2022 年の三冠王 (56 本塁打) への布石となった。

日本シリーズでオリックスを撃破

日本シリーズではオリックス・バファローズと対戦し、 4 勝 2 敗で 20 年ぶりの日本一に輝いた。第 6 戦は延長 12 回、 2-1 でヤクルトがサヨナラ勝ちを収めた。シリーズ MVP には中村悠平が選出され、捕手としてのリードと勝負強い打撃が評価された。高津監督は「選手たちが最後まで諦めなかった」と涙ながらに語った。

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高津臣吾の指導哲学

高津臣吾は現役時代にヤクルトのクローザーとして 286 セーブを記録し、 MLB やアジアリーグでもプレーした経験を持つ。監督としての高津は、選手の自主性を重んじ、失敗を恐れずに挑戦する姿勢を求めた。 2021 年の優勝後、 2022 年もリーグ連覇を達成し、高津ヤクルトは 2 年連続でセ・リーグを制した。最下位からの 2 年連続優勝は、 NPB の歴史に残る復活劇であった。 ただし、球団の成功は一時的なものに終わるリスクを常に孕んでいる。主力選手の移籍や世代交代の失敗が、短期間でチーム力を大きく低下させた例は枚挙にいとまがない。