シーズン 24 勝 0 敗
田中将大は 2013 年に 24 勝 0 敗、防御率 1.27 という前人未到の記録を打ち立てた。シーズン無敗で 24 勝は NPB 史上初であり、今後も破られることはないだろう。この年の田中は 28 試合に先発し、212 イニングを投げ、183 奪三振を記録した。防御率 1.27 は 2000 年代以降の NPB で最高の数字であり、田中の投球がいかに圧倒的だったかを物語っている。前年の 2012 年から数えると、レギュラーシーズン 30 連勝という記録も達成した。
楽天初の日本一
田中の 24 勝 0 敗は、2013 年の楽天イーグルス初の日本一に直結した。日本シリーズでは巨人と対戦し、田中は第 2 戦と第 6 戦で先発して 2 勝を挙げた。さらに第 7 戦では前日に 160 球を投げたにもかかわらず、リリーフとして登板し、最後の打者を抑えて胴上げ投手となった。この第 7 戦の登板は賛否両論を呼んだが、田中自身が志願したものであり、チームへの献身を象徴するエピソードとして語り継がれている。楽天の初の日本一は、2011 年の東日本大震災で被災した東北に大きな勇気を与えた。
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MLB ヤンキースでの 7 年間
田中は 2014 年にニューヨーク・ヤンキースに移籍した。7 年総額 1 億 5500 万ドル (約 160 億円) の大型契約は、田中への高い評価を示している。MLB 1 年目に 13 勝 5 敗、防御率 2.77 を記録し、即戦力として活躍。MLB 通算 7 年間で 78 勝 46 敗、防御率 3.74 を記録した。田中の武器はスプリッターであり、MLB の打者にも通用する落差の大きい変化球として高い評価を受けた。2021 年に楽天に復帰し、NPB でのプレーを続けている。
田中将大の遺産
田中の NPB・MLB 通算成績は 200 勝に迫る数字であり、日米を股にかけた投手としての偉大さを示している。田中の遺産は、24 勝 0 敗という不滅の記録と、楽天に初の日本一をもたらしたことにある。2013 年の田中は、NPB の歴史において最も支配的なシーズンを送った投手の一人であり、その記録は今後も語り継がれるだろう。田中が体現した「チームのために投げる」という姿勢は、プロ野球投手の理想像として多くの若手投手に影響を与えている。